カードローン 利息 金利 計算

「これからカードローンを利用したいが、金利や利息がわからない」とお悩みの方もいることでしょう。カードローンは借金の一種であり、返済には金利や利息を知っておく必要があります。

利息は借りたぶんに上乗せされる支払いで、金利という割合で決まるしくみです。

そこで今回はカードローンを初めて利用する人のために、金利や利息の定義計算方法を解説します。

お金を借りる前の基礎知識として、金利や利息を学んでいきましょう。

金利・利息・利子とは何か?

硬貨と紙幣

カードローンを利用するには、金利・利息・利子の3つの要素を知っておく必要があります。それぞれを簡単にに説明すると以下のとおりとなります。

金利・利息・利子の違い
  • 金利とは借りたお金に応じて払う利息の割合
  • 利息とはお金のレンタル料
  • 利子とはお金を預けたときにもらえる対価

金利とは借りたお金に応じて払う利息の割合

金利とは借金に応じて払う利息の割合です。一般的には元本に対する、年間の割合として決まります。

たとえば金融機関から100万円を借りた場合、その100万円が元本です。

金利が年に15%なら、1年間で15万円の利息が発生する計算になります。

1日あたりに計算しなおすと、410円相当です。

ローンを扱っている金融機関はほとんど金利を公開しており、借りたお金やプランに応じて小さくなったり大きくなったりします。このように金利は、元本から利息を決める割合として覚えておきましょう。 

また金融機関が扱う金利には、以下の特徴もあるのでみておきましょう。

金利の特徴
  • 金融機関は法律で金利の上限が決まっている
  • 金利は「実質年率」で表示されることが多い

金融機関は法律で金利の上限が決まっている

金融機関は金利を決められますが、「利息制限法」という法律で上限が決まっています。借入金額によって金利の上限は、以下のように異なるしくみです。

借入金額 金利上限(年率)
10万円未満 20%
10万円以上100万円未満 18%
100万円以上 15%

たとえばお客様が30万円を借りたときに、金融機関が20%の金利を求めたら違法となります。

このように金融機関はお客様の返済時の負担が大きくなりすぎないように、利息制限法にもとづいて金利を決めなければなりません。

金利は「実質年率」で表示されることが多い

ほとんどの金融機関は、金利を実質年率で表示しています。これは元本に応じた1年あたりの金利という意味です。

たとえば40万円を借りて金利が17%だった場合は、1年間に17%ぶんの利息がかかることになります。

元本に加えて68,000円を別途で払わないと、返済は完了しません。金利はお金を借りることで、+αとしてついてくる支払い義務です。

利息とはお金のレンタル料

積み重なる硬貨

利息とはお金のレンタル料と考えましょう。お金を借りたぶんである元本に対して、+αで金融機関に支払わなければならないお金であるのです。カードローンを使うと、かならず利息を払う必要があります。

利息は金利によって決まります。たとえば借りたお金が50万円で返済金額が58万5000円なら、85,000円は利息です。

返済期間や借りたお金によっても、利息は変わります。

カードローンを組むと利息は避けて通れません。

利子とはお金を預けたときにもらえる対価

利息と似た言葉に「利子」がありますが、こちらはお金を預けることで一定の割合でもらえる対価です。どちらも金利によって決まりますが、利息との意味の違いは以下のようになります。

利息と利子の違い
  • 利息は借りたお金を返すぶんとともに+αとして払うお金
  • 利子は預けたお金を返してもらうぶんとともに+αとしてもらうお金

つまり利息は金利に応じて追加で払い、利子は追加でもらう分という違いがあるのです。たとえば楽天銀行の普通預金の金利は、年0.02%です。ここに1年間100万円を預けた場合、利息として200円をもらえる計算となります。

このように利息と利子の違いを知っておくことも、これからの生活で重要になるのです。

利息に影響する要素4つ

カードローンの利息は、以下の4つの要因で変わります。それぞれの詳細をみていきましょう。

利息が変わる要因
  • 金利が高いほど利息も大きくなる
  • 返済回数・期間が長いほど利息の支払いが多い
  • 毎月の返済額が少ないほど利息が多い
  • 借入金額が高いほど利息も多くなる

金利が高いほど利息も大きくなる

お金を受け取る女性従業員

利息は金利が高いほど大きくなるので、十分に気をつけましょう。金利は元本に対する利息を決める割合だからです。

たとえば50万円を借りて2年(24か月)で返済する予定だとすると、金利の違いで以下のように変わります。

金利 月々の返済額 金利上限(年率) 利息
10% 23,072円 553,728円 53,728円
12% 23,536円 564,864円 64,864円
15% 24,243円 581,832円 81,832円
17.8% 24,913円 597,912円 97,912円

出典:プロミス公式サイト

金利が高いほど同じ元本と返済期間でも、月々の返済額や総額が大きくなるのです。それにあわせて利息も高まるしくみです。

返済回数・期間が長いほど利息の支払いが多い

返済回数や期間が長いほど、利息の支払いが多くなります。カードローンは借りたお金をすべて返し終わるまで、利息がかかるためです。

たとえば50万円を、17.8%の金利で借りたとしましょう。返済期間にあわせた利息の変化は、以下のとおりです。

返済期間 月々の返済額 返済総額 利息
6か月 87,712円 526,272円 26,272円
12か月 45,792円 549,504円 49,504円
18か月 31,855円 573,390円 73,390円
24か月 24,913円 597,912円 97,912円

出典:プロミス公式サイト

同じ元本でも返済期間が長ければ、月々の返済額は少なくなります。しかし返し終わるまでの総額は少しずつ大きくなっていき、利息もそれにあわせて膨らんでしまいます。

無理のない返済計画が大切ですが、あまり時間をかけすぎないようにしましょう。

借入金額が高いほど利息も多くなる

借入金額が大きい場合も、利息が膨らむ原因です。金融機関では借入金額に応じて金利が変わりますが、たとえば同じ17.8%の金利で6か月の返済計画でも、40万円と60万円では利息が違います。以下の表で比べてみましょう。

借入金額 月々の返済額 返済総額 利息
40万円 70,170円 421,020円 21,020円
60万円 105,255円 631,530円 31,530円

出典:プロミス公式サイト

借入金額が大きいと月々の返済額も増えるうえに、利息も大きくなってしまいます。お金の借りすぎには十分注意しましょう。 

カードローンで有名な企業の金利は?

カードローンを扱っている金融機関は、有名なものだけでもさまざまなものがあり、金融機関によっても金利が違います。

各社の公式ホームページでの発表をもとに、以下の表で比べてみましょう。

金融機関 タイプ タイプ
プロミス 消費者金融系 4.5~17.8%
アコム 消費者金融系 3.0~18.0%
アイフル 消費者金融系 3.0~18.0%
レイクALSA  消費者金融系 4.5~18.0%
SMBCモビット 消費者金融系 3.0~18.0%
楽天銀行スーパーローン 銀行 1.9~14.5%
三井住友銀行カードローン 銀行 4.0~14.5%
三菱UFJ銀行「バンクイック」 銀行 1.8~14.6%
みずほ銀行カードローン 銀行 1.5~14.0%

全体をみると消費者金融系よりも銀行系の方が、金利が低い傾向にあります。例外として三井住友銀行だけは最低金利が消費者金融系並みですが、最大の金利はどれも消費者金融系より低いといえます。

ただしカードローンには審査があり、消費者金融系よりも銀行系の方が厳しいことに注意しましょう。

それでも銀行系は金利面で有利なので、計画的にお金を管理できて確実に返していける方には向いていると言えます。

カードローンで金利に幅があるのはなぜ?

硬貨

カードローンの金利は、プロミスの「4.5~17.8%」のように幅があります。これには次のふたつの理由があるのです。

金利の幅がある理由
  • 金融機関が法的な上限金利や返済の負担を考えているから
  • 利用者の信用に応じて金利が違う

金融機関が法的な上限金利や返済の負担を考えているから

金利に幅があるのは、金融機関が健全に運営するためです。具体的には以下のふたつが考えられます。

金融機関が健全に運営するための金利に対する取り組み
  • 法的な上限金利を守ることで、健全さを示す
  • 返済者の負担に配慮することで、お金を返しやすい雰囲気にする

上限金利は借入金額に応じて法律で決まっているので、金融機関はそれを守らなければなりません。

さらに金利に幅をもたせることで、あらゆる人がお金を返せます。以上からほとんどの金融機関では、条件により金利が変わるのです。

利用者の信用に応じて金利が違う

カードローンの金利に幅があるのは、利用者の信用に応じているからでもあります。利用者の信用が高いと、金融機関にとっても貸したお金が返ってこないリスクが低いためです。

カードローンが高金利である理由は、住宅や教育など用途が決まっているローンより審査が甘いぶん、貸し倒れのリスクが高いと考えているためとなっています。

金融機関は貸し倒れになったときにカバーできるお金を、利用者全体の利息で確保します。 

利用者の信用によって、金融機関は金利を高くしたり低くしたりできるのです。

カードローン金利から利息を計算する方法

お金を数える人

金利から利息を計算する方法がわからないと、お悩みの方もいることでしょう。計算する方法は主にふたつがあるので、この章を参考にしながら実践してみましょう。

利息を計算する方法
  • 公式を覚えて電卓で計算
  • 金融機関公式サイトのシミュレーションを使う

公式を覚えて電卓で計算

利息は元本に対する金利の割合に影響されるので、公式を覚えると電卓で計算できます。公式は以下のとおりです。

利息の計算方法
  • 借入額×金利÷365×返済が終わるまでの日数=利息

借入額や金利・返し終わるまでの予定日数がわかれば、利息を想定できます。以下の例もみてみましょう。

100万円を金利15%で借り、3年間(1095日)で返済
  • 100万×0.15÷365×1095=45万円

このように利息の目安がわかります。ただし実際には毎月返済するごとに残高は減るので、それにあわせて利息も変化することも覚えておきましょう。

金融機関公式サイトのシミュレーションを使う

返済シュミレーション

ほとんどの金融機関は、公式サイトでシミュレーションができます。

たとえばプロミスなら、借入希望額・返済期間・金利を入れ、「シミュレーションを実行」というボタンを押しましょう。これで簡単に毎月の返済金額がわかります。この返済金額は利息も含めたぶんです。

返済金額を素早く想定したいなら、シミュレーションを活用してみましょう。

金利・利息に関する注意点

電卓と地球儀

金利と利息には、以下の注意点があります。ここではふたつをあげ、それぞれの詳細をまとめてみましょう。

金利・利息の注意点
  • 法律に違反する金利でないか注意
  • 実際の返済額が計算式と違うこともある

法律に違反する金利でないか注意

カードローンを利用するときは、借入金額に応じて適正な金利になっているかに気をつけましょう。法外な金利を課せられたまま返済を続けていると、大きな損失になってしまいます。

金利は利息制限法により、借入金額に応じて金利の上限が定められています。健全ではない金融機関だと、上限を超える金利での返済を求めてくることもあるので気をつけましょう。

違法な高金利とわかったら、すぐに警察や弁護士などに相談しましょう。

トラブルに巻き込まれないためにも、適法な金利でお金を借りることが大切です。

実際の返済額が計算式と違うこともある

お金を借りる前に返済金額を計算する人が多いかもしれませんが、実際の返済額が計算と違うケースもあります。それには主に、ふたつの要因が関係しています。

返済額が計算と違う理由
  • 途中の返済で借入残高が減ったり、追加の借金で増えたりするため
  • 借入期間のはじめである「起算日」が違うため

金利は残りの借入残高に対する割合なので、残高の増減に左右されるのです。また金融機関によっては起算日が異なり、1日ずれるだけで利息が影響を受け、返済総額も変わるしくみとなっています。 

シミュレーションによる計算はあくまでも目安です。残高や起算日の違いで、返済総額も変わることを覚えておきましょう。

カードローンの利息を安くする方法は?

お金

カードローンの利息を安くするには、以下のような方法があげられます。まずはひとつからでも実践してみましょう。

利息を安くする方法
  • 繰り上げ返済で早期完済を
  • 複数社から借りているならおまとめローンを使う
  • 金利の低いところに借り換える
  • 一定期間無利息キャンペーンを利用する

繰り上げ返済で早期完済を

繰り上げ返済をすれば、早めに借金を終わらせられます。毎月の返済額に加え、借入残高の一部を期限より前に支払うのです。 

カードローンにかかっている利息は、返済期間が短いほど小さく済みます。お金に余裕があったりボーナスが入ったりしたときは、繰り上げ返済を考えるとよいでしょう。 

複数社から借りているならおまとめローンを使う

複数社からお金を借りているなら、おまとめローンを使いましょう。そうすることで複数社の借金を、1か所に集中させられます。

おまとめローンの審査に通過すれば、それまで申請者が他社から借りていたお金は、金融機関が代わりに返済してくれます。金融機関が返済で払ったぶんを、申請者がまとめて返済するしくみです。

おまとめローンで借金をまとめることで、以下のように金利が下がるケースもあります。

おまとめ前 おまとめ後
A社45万円(金利18%)

B社29万円(金利18%)

C社30万円(金利18%)

D社104万円(金利15%)

以上のケースだとそれまで3社に返済を続けていたものが、おまとめ後は1社に集中するのでスケジュールも楽になります。おまとめローンは利息やスケジュールを楽にするうえで、たいへん有用です。

金利の低いところに借り換える

借り換えも利息を安くする方法です。たとえば金利18%の金融機関でお金を借りている場合は、17%のところに借り換えることで、利息を減らせます。

1社しか借りていない場合でも、少しでも有利な金利条件がみつかったら、そちらへの借り換えを利用してみましょう。

一定期間無利息キャンペーンを利用する

金融機関によっては一定期間にわたり無利息というキャンペーンがあるので、利用するとお得です。たとえば「30日間無利息」なら、借入がはじまってから30日間は利息なしでの返済が可能なので、返済総額も抑えられることでしょう。

しかし無利息キャンペーンには条件があり、以下はその一例です。

無利息キャンペーンの条件
  • 無利息対象は初回契約のみ
  • 期限までに支払いができなければ、無利息サービスは停止する

ほとんどの金融機関では、無利息のキャンペーンに条件をつけています。それでも利用できるチャンスがあれば、ぜひとも有効活用してみましょう。 

期限までの支払いに遅れるのは避けよう

カードローンで期限までに返済が遅れると、「遅延損害金」を求められます。貸金業法では遅延損害金の上限金利は年率20%ですが、ペナルティの意味合いがあるため、上限いっぱいを設けている金融機関が多いといいます。

遅延損害金は、以下の公式で求められるのです。

遅延損害金の公式
  • 借入残高×遅延損害金利率÷365×延滞日数

こちらの公式を踏まえて、以下の例から遅延損害金をイメージしましょう。

80万円を借りていて、遅延損害金が年率20%、延滞日数が3日の場合
  • 80万円×0.2÷365×3=1,315円

このケースでは1,315円を余計に払わなければいけませんが、借入残高や延滞日数が延びるほど遅延損害金も膨らみます。お金を借りたらなるべく期限までに返すように努めましょう。 

まとめ

カードローンを利用するなら、金利や利息を知っておく必要があります。金融機関には借りたぶんだけでなく、利息を払わなければいけないためです。利息は借入額×金利÷365×返済が終わるまでの日数」で決まります。

以上の公式を覚えておけば金利と利息の関係を知り、最終的にいくら払えば完済できるかを想定できます。利息を少しでも抑えるために、無利息キャンペーンや繰り上げ返済などを利用するとよいでしょう。

金利と利息を勉強し、少しでもお得にお金を返せるようにがんばりましょう。

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