
新電力に切り替えることで、月々の電気料金が安くなる・割引や特典があるというメリットがあります。
しかし既存の大手電力会社と比較して「倒産・サービス撤退のリスク」「解約金・違約金の発生」などのデメリットなども見逃してはいけません。
この記事では、新電力に切り替えることで考えられるデメリットを紹介していきます。
新電力のデメリット1:切り替え手続きが面倒
当然のことですが、今までの電力会社から新電力会社に契約を切り替えるということは、新電力会社と新たに契約を結ぶ必要があります。
手続きに必要な書類や情報を準備しなければなりません。しかし会社によっては、手続きや工事が不要の場合もあります。
手続きの少ないおすすめの新電力|CDエナジーダイレクト
- 電話で5分・Webから15分で申し込み完了
- 豊富な料金プラン
- カテエネ登録でポイント還元
おすすめポイント1:電話5分・Web15分で申し込み完了
Webからなら15分、電話での申し込みなら5分程度とあっという間に申し込みが完了するのが特徴です。
申し込みが終わったらあとはCDエナジーダイレクト側が手続きを行うので、待っているだけでOKです。
申し込みの際には契約中の電気やガスの検針票を用意しておくとよりスムーズに申し込みができます。
おすすめポイント2:豊富な料金プラン
CDエナジーダイレクトは中部電力と大阪ガスのバックアップを活用して、豊富でお得な料金プランを用意している新電力会社です。
おすすめポイント3:カテエネ登録でポイント還元
CDエナジーダイレクトでは「カテエネ」という独自のWEB会員サービスを用意しています。
カテエネに登録をすると、電気料金の支払い額100円につき1ポイント付与される仕組みです。
ポイントは電気料金の支払いにも使えるので、実質1%割引される計算になります。
その他に「家族ポイント割」も用意されており、離れて暮らす家族の電気料金やガスもお得になるのが魅力的です。
基本情報
基本料金 | 802.98円 ※ベーシックでんきB・30Aの場合 |
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電力量料金 |
※ベーシックでんきBの場合 |
対応エリア | 東京電力エリア |
違約金 | 原則なし ※一部プランには発生 |
参照:CDエナジーダイレクト
新電力のデメリット2:違約金が発生する可能性
新電力会社によっては、他の会社に切り替える際に違約金や解約金が発生する可能性があります。
事前に調べておかないと、いざ他の会社に契約をする時に想定外の出費が発生したと思うかもしれません。
違約金・解約金は短期間で解約したり更新月以外で解約したりすると、請求される可能性が高くなります。
違約金が発生する条件については、各会社が公式サイトなどで公表しているのですぐに確認できます。
なお違約金が一切発生しない新電力会社もあるので、過度に心配する必要はありません。
違約金が発生しないおすすめの新電力①|Looopでんき
- 契約期限の制限なしで解約手数料0円
- 基本料金も0円
- ガスとセット契約で割引適用
ポイント1:契約期限の制限なしで解約手数料0円
Looopでんきは、どのプランであっても解約金が常に0円というのが特徴です。
もし他の会社に契約を切り替えたいという場合でも費用面を気にしないで出来るので、違約金心配で迷っている・とりあえず切り替えてみたいという人にもおすすめでしょう。
契約の途中で引っ越すという場合でも、違約金を気にしなくていいのがメリットです。
その他に初期費用も一切必要ないので、契約に関する制限がほとんどないといえます。
おすすめポイント2:基本料金も0円
Looopでんきで用意されているプランは基本料金0円なのが特徴です。
基本料金が発生しないので支払う電気料金は使った分だけというシンプルな内容となっており、契約アンペア数が高い・電力使用量が多いご家庭ほどお得になるプラン内容です。
また北海道エリア限定で選べる「再エネどんどん割」は使い続けるほどに電気代が安くなるというユニークなプランが選べます。
途中で契約の名義変更をしても割引情報が引き継げるので、親から子、子から孫へとずっとお得に利用できるというものです。
おすすめポイント3:セット契約で割引適用
関東エリアの都市ガスユーザー限定の「ガス割」や住宅用太陽光発電システム導入済みの家庭におすすめの「ソーラー割」など、お得になるセット割もあります。
併用することで、電気料金が最大32%も割引されるので、さらにお得になるチャンスです。
基本情報
基本料金 | 0円 |
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電力量料金 | 26.4円(税込)/kWh ※おうちプラン・東京電力エリアの場合 |
対応エリア | 全国 ※離島を除く |
違約金 | なし |
参照:Looopでんき
違約金が発生しないおすすめの新電力②|リミックスでんき
- 基本料金・従量料金最大5%オフ
- 豊富な供給実績
- 仮想通貨付与プランがある
おすすめポイント1:基本料金・従量料金最大5%オフ
リミックスでんきは、基本料金と従量料金が大手の電力会社と比較して最大5%オフになるのが特徴です。
使用量が少な目な家庭や一人暮らしの人でも他の家庭と同様に割引されるのでお得になります。
おすすめポイント2:豊富な供給実績
公式サイトによると、リミックス電気は1,000件を超える大規模顧客に供給実績があるのも強みです。
さらに経済産業省資源エネルギー庁の省エネ補助金のコンサルティングも行っているためエネルギー関係のプロといえます。
さらに東証二部の上場企業なので、倒産リスクの低い安定した電力会社をお探しの人にもおすすめです。
おすすめポイント3:仮想通貨付与プランが選べる
リミックス電気のユニークなプランとして「仮想通貨付与プラン」というものがあります。基本料金の5%分の仮想通貨を毎月付与されるというものです。
基本情報
基本料金 | 815.10円 ※電気代割引プラン・東京電力エリア従量電灯B・30Aの場合 |
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電力量料金 |
※電気代割引プラン・東京電力エリア従量電灯Bの場合 |
対応エリア | 沖縄電力エリアを除く全国 ※離島を除く |
違約金 | なし |
参照:リミックスでんき
新電力のデメリット3:倒産リスク
新電力会社は、従来の大手電力会社と比較して倒産リスクがあります。
その理由としては、自社で発電施設を持っていない事が関係しています。新電力会社は電力卸売市場(JPEX)から購入し、契約家庭に供給している仕組みです。
購入している電気は市場価格が需要に応じて変化するので、電力需要が増える真冬や真夏には価格が高騰する傾向にあります。
倒産しても停電にはならない
一番気になるところは、倒産や事業撤退をした時に、電気は供給されるかどうかという点でしょう。
電力会社が倒産する場合には、契約解除のおよそ15日前までに契約者に対して「解除予告通知」を行うことが義務付けられています。
そして新しい電力会社が決まるまでは、各エリアの既存大手電力会社から供給されることになっています。
したがって、ある日突然電気が使えなくなったということはないので安心してください。
信頼できる会社を選ぶのがおすすめ
電気代が安くなることを期待して契約した矢先に、事業撤退・倒産してしまった場合は、再び契約先を探す必要も出てくるでしょう。
会社選びの手間も発生するので出来れば継続性がある信頼できる会社を探したいところです。
倒産リスクの低いおすすめの新電力|ENEOSでんき
ENEOSでんきは、全国に30か所発電所を所持しているので電力供給が安定しています。そのほかのおすすめポイントは、以下の3つです。
- 2年間の継続契約で割引適用
- 自動車所持者にお得な割引
- 駆けつけサービスを無料で利用可能
おすすめポイント1:2年間の継続契約で割引適用
ENEOSでんきを2年間の継続利用の申し込みをした場合は、電気料金が24か月間割引されるという特典があります。
また3年目以降はさらに割引額が拡大するので、継続して使っていくことでお得感が増すというのがメリットです。
おすすめポイント2:自動車所持者にお得な割引
ENEOSカード・シナジーカードを使って電気料金を支払った場合は、ガソリンや電気代が割引されます。
カードの種類によって割り引かれる額や付与されるポイントが異なるので持っている人は確認してください。
さらに追加で、ENEOSカードの場合はガソリン・灯油・軽油代が1Lあたり1円引き(最大150L)され、シナジーカードの場合は電気代が100円引きとなっています。
おすすめポイント3:駆けつけサービスを無料で利用可能
ENEOSでんきは、電気に関するトラブルが起きた場合は電話をすればすぐに対応してくれるサービスを用意しています。
24時間・365日いつでも電話対応しているので、困った時や自分では対処できないことなどにもすぐに受け付けてくれるのがメリットです。
さらにサービス利用料金は0円なので、費用面を気にしなくてすみます。
基本情報
基本料金 | 858円 ※東京Vプラン・東京電力エリア従量電灯B・30A |
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電力量料金 |
※東京Vプラン・東京電力エリア従量電灯B |
対応エリア | 沖縄電力エリアを除く全国 ※離島を除く |
違約金 | 1,100円(税込) ※2年とく2割契約の場合 |
参照:ENEOSでんき
よくある質問
まとめ
新電力会社に切り替えるデメリットとそれぞれの対処法・おすすめの新電力会社を紹介しました。
電気料金が安くなるといったメリットがありますが、手続きの手間や倒産・撤退のリスク、違約金の有無などのチェックは事前にしておきましょう。