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い まや対人保険は無制限が常識
交通事故で人を死亡させたり、重度の後遺障害を負わせてしまうと、1億円、2億円という高額の賠償金を請求されることも珍しくありません。もちろん、人の命や健康な身体はお金では元に戻りませんが、十分な償いができなければ、被害者側にそれ以上に苦痛を与えてしまうことになります。ですから対人保険をかけるときは、「無制限」が絶対におすすめです。
実際に、任意の対人賠償保険を「無制限」でかけているクルマは、全体の95%と圧倒的に高くなっています。対人無制限での加入は、今やドライバーの常識と言えるでしょう。
また、対物賠償保険も、平成10年から「無制限」という保険金額の設定ができるようになりました。予算にゆとりのある人は無制限に越したことはありませんが、保険料を少しでも節約したい人は、実際のところいくらにしておけばよいのか、迷っている人も多いようです。
参考までに、対物の保険金額別契約台数(平成12年、自算会調べ)をみると、最も多いのが500万円〜1,000万円の36.0%、次いで無制限が27.8%、500万円以下は23.5%となっています。平成10年の無制限での加入は13.7%だったので、この3年で加入率は約2倍に増えたことになります。
もちろん、億単位の対物事故も「まったくない」とは言えない以上、対物保険も無制限にまさる安心はありませんが、乗用車の事故で1,000万円を越す損害が発生することは、極めてまれなことも事実です。
これは、乗用車が事故を起こすとどのくらいの対物被害が発生するか、過去の高額賠償事例をピックアップしたものです。そのなかで損害額が1億円を超えたのは1件だけ。しかも、この事故は乗用車と衝突したトラックがはずみで店鋪に飛び込んでしまったケースで、2位以下は1,000万円台となっています。
つまり、賠償金額が億単位になるような対物事故は、乗用車の場合、ほとんど発生していないことがわかります。自動車保険のパンフレットなどに出てくる何億円という対物賠償事故は、実はその大半が大型車によるものなのです。
また、対物の保険金額を決めるときは、自分がクルマを運転する道路の環境も考慮すべきです。信号も対向車もほとんどないような一本道を走ることが多い人と、商店街や踏切のある交通量の多い道を走る人では、対物事故に遭遇する確率も、事故を起こしたときの賠償額もかなり違ってくるのではないでしょうか。そのあたりをよく検討してみてください。
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平成12年04月05日制定
平成20年06月05日改定
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