今やほとんどの航空会社が提供しているマイレージサービス。
飛行機での移動距離に応じて貯まり、貯まったマイルは航空券と交換したり、座席のアップグレードに使えたりと、高額になりがちな旅行をお得にしてくれます。
日本を代表する航空会社、JALとANAもマイレージサービスを提供しています。
国内外に多く路線をもち、日本人にとって馴染みの強い航空会社ですが、「マイルを貯める」という観点から、どちらの航空会社をメインに貯めるのがお得なのか、JALマイルとANAマイルの特徴やサービスをまとめ、比較していきます。
| -目次- |
JALとANAマイルを貯めるならどっち？
現在、どの航空会社でも行われているマイレージサービス。
日本を代表する大手航空会社の日本航空（JAL）や 全日空（ANA）もマイレージサービスを行っているます。
マイレージは各航空会社、提携航空会社の飛行機に乗ると、路線の区分や搭乗クラスに応じてマイルが貯まる仕組みとなっています。
貯めたマイレージは、飛行機の航空券と交換できたり座席のグレードアップができたり、他の提携ポイントに交換するなど様々なケースで使うことができます。
ただし、この航空会社のマイレージは、各航空会社毎に定められており、1つにまとめることがなかなか難しい状況です。
貯めるマイレージは極力1つに絞って効率良く貯める方が、特典航空券をより早く獲得できます。
そこで今回は日本の大手航空会社のJALとANAのマイルについて、どちらがよりお得なのか、効率的な貯め方などを詳しく紹介していきます。
JALマイルとANAマイルについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています！
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JALマイレージバンク
出典：https://www.jal.co.jp/jmb/index01.html
ここからは各マイレージサービスについて詳しく紹介していきます。
まずJALのマイルについて、各項目別に見ていきましょう。
【JALマイル概要】
出典：https://www.jal.co.jp/jmb/index01.html
JALのマイレージサービスの名称は「JALマイレージバンク」となっており、JMBと略され表記される事が多いです。
飛行機の搭乗を始め、ショッピングやJALが提携し発行しているクレジットカード「JALカード」の利用などで貯めることができます。
その他にも、様々なポイントサービスと提携し、ポイント交換にてJALマイルを貯めることもできます。
JALマイルの有効期限はマイル獲得日（搭乗日）から36ヶ月間となっており、3年間と余裕があります。
貯めたマイルは特典航空券への交換や座席のアップグレード、電子マネーWAONへの交換や提携企業のクーポンなどに使用できます。
【フライトマイル】
フライトマイルは搭乗区間のマイルに利用運賃のマイル積算率を掛けて計算されます。
区間マイルは国内線、国際線と分け行先により細かく分けられています。
利用運賃のマイル積算率は座席の搭乗クラスごとに150％～30％と分けられています。
例えば、国内線の東京―那覇間を普通運賃のエコノミークラスで利用した場合には、区間マイル984マイルに、国内線普通運賃積算率100％をかけ、984マイルが貯まります。
【提携航空会社】
出典：http://www.jal.co.jp/jmb/earn/travel/byflight/
JALは「ワンワールドアライアンス」に加盟しており、加盟航空会社の飛行機への搭乗でもJALマイルを貯めることができます。
ワンワールド参加航空会社は以下の通りです。
- エアベルリン
- アメリカン航空
- ブリティッシュ エアウェイズ
- キャセイパシフィック航空
- フィンエアー
- イベリア航空
- 日本航空（JAL）
- ラン航空
- マレーシア航空
- カンタス航空
- カタール航空
- ロイヤルヨルダン航空
- S7航空
- スリランカ航空
- TAM航空
この他にもJALと提携している航空会社もあります。
- ジェットスター
- エールフランス航空
- エミレーツ航空
- 中国東方航空
- バンコクエアウェイズ
- アラスカ航空
マイル加算は各航空会社毎に区間マイルと積算率が定められています。
【宿泊やショッピング】
出典：https://www.jal.co.jp/jmb/index02.html
ホテル宿泊や温泉旅館利用、旅の準備や旅先でのレンタカー利用、毎日のショッピングでもJALマイルを貯めることができます。
【特典航空券】
出典：https://www.jal.co.jp/jmb/index03.html
特典航空券はJALグループをはじめ、ワンワールドアライアンス、提携航空会社で利用できるので、国内はもちろん世界各国へ貯めたマイレージを利用して旅行することができます。
区間や路線により必要となるマイル数が異なり、国内線は片道7,000マイル～・往復12,000マイル～。
国際線は片道7,500マイル～・往復15,000マイル～、特典航空券へ交換が可能です。
さらにディスカウントマイル期間があり、毎年決まった期間はさらに少ないマイル数で特典航空券に交換が可能です。
また、JALカード会員なら一部路線の対象期間の特典航空券は最安値のマイル数で交換が可能になります。
例えば、国内線の東京―那覇間の往復は、通常15,000マイルが必要となりますが、ディスカウントマイルなら12,000マイル、JAL会員なら11,500マイルで交換ができます。
ワンワールドアライアンスでの利用については別途必要マイル数が定められています。
なお、特典航空券は発行数が限られており、人気シーズンなどはすぐに交換が終了してしまうので注意が必要です。
※2017年4月からは一部路線での特典航空券交換マイル数の改訂がされ、国内線片道6,000マイル～交換することが可能となります
【その他利用先】
JALマイルは特典航空券に交換する以外にも利用することができます。
・JAL国際線アップグレード
JALグループの国際線の座席のアップグレードが可能です。
こちらも路線により必要マイル数が異なりますが、通常9,000マイル～、当日申し込みキャンペーン期間なら6,000マイル～利用できます。
・クラスJ-eクーポン
JAL国内線で取り入れている普通席よりもグレードの良い座席にアップグレードできるクーポンです。
3,000マイル～交換でき、2区間分のクーポンが貰えるので往復で利用したり、ご家族で利用することも可能です。
・eJALポイント
JALホームページの航空券予約やツアー予約の支払いに利用できるポイントサービスへ交換することができます。
このポイントは、特典航空券とはことなり、現金と併用して支払いができるので、有効期限までに利用できない場合などに非常に役立ちます。
またツアー予約にも利用できるので、ホテルとセットでマイルを利用できるので便利です。
・JALクーポン
JALグループ航空券、ツアー、機内販売、ホテルなどの支払いに利用できるクーポン券12,000円分を10,000マイルより交換できます。
・とっておきの逸品
グルメや期間限定商品など、JAL選りすぐりの様々な商品へ10,000マイルから交換できます。
・JALミニマイル
日常で利用できるクーポンに2,000マイルから交換できます。
JALの提携企業から寄せられた様々なクーポンがあり、ファミリーマートで利用できるオトクーポン2,000円分との交換やスタジオアリス8,000円相当の優待券などとの交換が可能です。
・電子マネーWAON
コンビニやファーストフード、スーパーなど様々な場面で利用できる電子マネーWAONに10,000マイルから交換できます。
・パートナー特典
PontaポイントやSuica、ビックカメラなどの提携先ポイントへの交換ができます。
・チャリティ
貯まったJALマイルを使って各チャリティに参加することができます。
国際的な問題への募金や国内外の被災への募金をはじめスポーツ支援などのチャリティへの参加も可能です。
画像出典：https://www.jal.co.jp/jmb/index03.html
まとめ
前編では航空マイレージについて、日本の大手航空会社である日本航空のJALマイレージサービスについて詳しく紹介しました。
後編では、同じく日本大手航空会社の全日空の「ANAマイレージクラブ」について紹介し、JALマイルとの比較からよりお得なマイレージサービスはどちらかを検証していきます。
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